University of Washington(ワシントン大学)
石原見衣子さんの留学レポート(Q&A)
-Q1- 
アメリカでのランドスケープのライセンスとは一体どういったものがあるのでしょうか?

University of Washington 経由で入手したASLAの資料によるとこのライセンスはアメリカ47州で認可されているもので、これを取得することによってランドスケープアーキテクツ(以下L.A.)として様様な機関のなかで仕事をしたり、また L.A.として自ら開業することが許されるとのことです。

このライセンスを取得するためには試験に合格しなければならず、この試験を受けるためにはB.L.A.(学士号)、もしくはM.L.A.(修士号)が必要です。このB.L.A.をとるためにアメリカの大学は大学1年生に5年間要することを要求します。つまりL.A.の学部を卒業するためには最低5年間学ばなければなりません。

これは建築学部(B.of Architecture)も同じです。アメリカではL.A.とArchitectureとLawと、Medicalが学士号取得に5年必要です。その他は日本と同じで4年です。
 というわけでL.A.は法学部や医学部のように専門的な高い技術を身につける学部と見なされているようです。

話が少しずれてしまいましたが、試験の件ですが、いくつかの州(カリフォルニア州など)ではその州独自の試験が47州共通の試験とは別であるらしく(関係者の話によると)、もし共通試験をパスしているL.A.がカリフォルニアでL.A.として仕事をしたい場合はその州独自の試験を受けて合格しなければならないのだそうです。

広い国で州により地形,気候,住民の特質も違ってきますから その州独自の試験に合格しなければ(その州の特質を把握しなければ)ならないというのもわかるような気がします。


-Q2-
今、アメリカでランドスケープの主流になっている考え方を教えて下さい。

私は今初期のクラスをとり始めたばかりでL.A.に関する文献も満足に読めていないのですが、授業で重点をおいていることは Public health, Environmental quality, and Cultual connectionです。最後のCultual connectionは多民族国家アメリカにおけるトピックなのかもしれません。

実は今チームプロジェクトで、ある特定の国の人々のためのCommunity garden and Gathering space のConceptual Designを思案中です。

私のチームはイタリア人対象のデザインをプレゼンすることになり(各チームそれぞれ別々の国を選ぶのですが、実は私が日本出身というのもあり始め日本を選んだのですが、日本は人気があり他にも数チームが名乗りをあげたため、教授がサイコロでどのチームが担当するか決め、結果私たちチームは外れたのでした。)今日イタリアレストランを経営するイタリア人にインタヴューをしてきたばかりです。彼らのニーズを聞けたことはとてもいいプラス材料になると思います。

L.A.の主流の専門誌にぱらぱらと目を通して見ました。ASLAの賞を受賞しているプロジェクトのほとんどが全面的にまたは何らかの形で環境対策に貢献するデザイン設計を成し遂げています。

Stormwarterを和らげるデザインを取り入れた工場設計をしたL.A.(Murase Associates-Mr.Robert Murase)がつい先日ALSAの賞を受賞したと新聞や雑誌で読みました。

今のアメリカのキーワードの一つは環境対策,環境保護(自然,人間,動物 すべての生きもの)→生きものの共生だと感じます。 

あと、よく使われるキーワードは [SUSTAINABLE]です。本でもよく見ますし、教授もこの言葉の意味を各自追求することを要望しています。

今学期に入ってから このクラスのそれぞれのプロジェクトのために植物や地形学,地質学,車椅子の人々もアクセスできるオープンスペースとは、などの本を読んできてとても勉強になりました。これらをデザインに生かす努力も必要だとプレゼン用のボードにデザインを描いているとき感じます。長い道のりですが よいアドバイスもいただけましたし、がんばってみようと思います。